小2の時、息子が時々「頭がクラクラする」と言うようになりました。
でも、私は理解してあげることができませんでした。
それが息子からの大事な発信だと気づいた時は、小3の夏になっていました。
検査のきっかけ
後悔
「頭がクラクラする」
それまでは、そう言いながら好きなことをしていた息子でしたが、ある時つらそうな様子で私に訴えました。
いつから、どんなふうにクラクラしているのか聞いたところ、
・2年生2学期の終わりくらいから続いている。
・忘れている時以外は、ずっとクラクラしている。
・つらい時は、額をソファーや手の平に押し当てると楽になる。
と言います。
私は今まで対応しなかったことを心から後悔しました。
病院
まず、三半規管に問題がないか診てもらおうと鼻科に行きました。
しかし診察で問題は見つからず、近くにある総合病院の小児科を紹介されます。
そこでは、あらためて院内の耳鼻科診察、血液検査、MRIなど一通り検査を受けましたが異常は見つかりませんでした。
すると、先生から
「息子さんが診察で椅子に落ち着いて座っていられない様子が気になります。家と学校での様子を教えてくれませんか?」
と言われました。
先生にお伝えした内容は次の通りでした。
それを聞いた先生から、発達を調べる検査を受けるように勧められました。
最短で予約した日は一か月後でした。
検査の結果
息子はWISC-IV 知能検査を受けました。
そして2週間後、説明を受けた検査結果は、次のような内容でした。
・軽度の発達障害がある。
・求められている問題の答えを察することができない。
→ いじめの原因になりやすい。
・手先をうまく使えない。
→ いじめの原因になりやすい。
・眼球運動が苦手である。
→ 教科書を読むことが大変な作業になる。
・目と手を使う協調運動が苦手である。
→ 黒板やノートの書き写しが大変な作業になる。
・IQは平均である。
・学習障害はない。
結果については、もし希望するなら学校に文書を郵送して説明するそうなので、お願いしました。
これから、どうすればいいのか聞いたところ、
「ビジョントレーニングという眼球運動の訓練があります。
本を買って家でトレーニングすることをお勧めします。」
「何かあれば、また来てください。」
「学校で通級をお願いする方法があります。」
と言われましたが、病院からのサポートはありませんでした。
検査の後
病院から学校へ診断結果が郵送された後、担任の先生、教頭先生、私の三人で話しをしました。
「できることはやっていきましょう」
と担任の先生が温かい言葉をくださり、授業中息子が集中しやすいような声掛けや字を書きやすい方法取り入れるなど工夫していただきました。
通級をお願いすると、定員が空いた翌々月からはじまり、週1回1時間ビジョントレーニング、ソーシャルスキルトレーニング、鉛筆を使ったトレーニングを受けました。
家でも、ビジョントレーニングの本を購入して毎日取り組みました。
今回のことがなければ、息子が学校で苦労していることを知ることができませんでした。
また、ビジョントレーニングなど対策をすることもなく、学校で困った状況が続いていたと思います。
これを読んで、私たちのような状況の方が、検査を受けるきっかけになれば嬉しいです。